■ ハノーバー出張
コロナ禍もようやく脱しつつある状況ですが、3年半ぶりくらいに海外出張に行きました。コロナ後、初です。行き先はドイツのハノーバー。Hannover Messeという産業関係で有名な展示会を見てきました。
行きは羽田21:45発の夜便。フランクフルト経由です。以前はもっと遅い時間だったと思いますが、ロシアの上空を飛べず、ベーリング海峡を抜けてフィンランドの北の方から下りていく遠回りのルートになって飛行時間が伸びているようです。
少し早めに羽田第3ターミナル(以前は、国際線ターミナルと言ってましたよね)に着き、羽田エアポートガーデンもさらっと見つつ、チェックイン。セキュリティチェックはインバウンドが回復しつつあることもあって結構混みました。でも30分くらいかな。X線検査はPCやバッテリーをカバンから出さなくてもいい形になっていました。X線装置が3D化されて処理が早くなったみたいです。人員不足でゲートが1つだけなのですが、増やしてくれればもっと速くいけそうです。両替所も開いていたのは1つだけ。
夜なので出発エリアのフードコートは閉まっている店もあって、開いている店は行列。ブランド店は撤退して空きテナントになっているところもありますね。旅行客は昨年から3倍くらいに復活しつつあるけど、コロナ前からはまだ6割くらいみたいなので、まだ回復途上といった感じです。ゴールドカード使ってスカイラウンジで休憩しました。
フランクフルトまでが遠いですが、そこからハノーバーへは1時間もかかりません。待ち時間が長いなら鉄道に乗り換えて行ってもいい距離かもしれません。
昼前くらいの到着だったので、天気はよくなかったのですが中心部から近いヘレンハウゼン王宮庭園を見てきました。15年前になりますが、スタンフォードに住んでいた時にも学会参加でハノーバーに来たことがありました。その時もこの庭園を見たのですが、連れてきてもらったのであまり印象に残っていませんでした。
とにかく広い庭園。あまり目玉になるものはないのですが、宮殿が博物館になっていて、ハウルの動く城で荒地の魔女が乗ってる駕籠みたいなのが展示されていて面白かったです。入場料は庭園、博物館、併設の植物園含めて8 EURです。日曜到着だったのですけれど、ドイツは日曜日、お店がほぼ閉まっているのですね。
ホテルは中央駅からトラムで1駅のSteintorというところにある小さなホテル。きれいですが広くもない普通のホテルで1泊400 EURくらい。この時期は展示会目当てで通常の5倍になっているようです。
翌日からはハノーバーメッセ。メッセ会場もまたすごく広くて、2日半ほど見ましたけど疲れてへろへろになりました。ドイツの企業の展示ブースは、コーヒーくれたりワッフルくれたり、結構気前いいところがあります。
円安もあって物価は高く感じますね。1 EUR = 150円くらい。会場で食べたカリーブルストとポテトで15 EUR。ハンバーガー 10 EUR,ポテト 5.5 EUR。ハノーバー中央駅のベトナム料理屋NooSouで食べたフォーは10.5 EUR。朝ご飯は地下鉄Kroepcke駅のところにあるKampsというチェーンのカフェが、カプチーノ2.7 EUR、ハムチーズパン1.89 EURと割とお手頃だったので毎日こちらでいただきました。
夕食は会社の現地の方に案内してもらい、1日目は旧市街のビアホールBrauhaus Ernst Augustへ。ピルスナーをいただきつつ、シュバインスハクセ(Schweinshaxe)という豚足のグリル(26.9 EUR)やシュニッツェル(21.9 EUR)のキノコソースがけをシェアしました。シュニッツェルは本来子牛肉のカツみたいですが、こちらはトンカツだった気がします。キノコソースがおいしかったです。翌日の夜はマーケットホールにあるイタリアンでカルボナーラ等をいただきましたが、割とリーズナブルでしたが味はまあまあというところでした。
さて帰国の日、午後遅い便だったので午前中はメッセを回り、午後はハノーバー市役所を見学。てっぺんの展望台に上がる場合は4 EURです。ここも15年前に来てますけど、天気が良く見晴らしが良かったので登ってよかったです。
お土産は、中央駅にあったRossmannというドラッグストアでMerciのチョコ Together 16個入り。初日2.19 EURで買ったら、翌日セールで1.79 EURになってて買い足しました。LidlというスーパーでもJ.D.Grossのチョコ 36個入り 2.79 EUR。食事に比べてチョコの値段はかなり安い印象です。食料品は安くなるようになっているのかな。
ハノーバー空港へは中央駅から電車で移動。30分に1本なのでちょっと少な目です。空港でのんびりメール処理でもするかと思って4.5時間前に来たらセキュリティエリアに入れず、4時間前になったら入れました。出発エリアのカフェでいただいたTramezzini(5.1 EUR)とカフェラテ(4 EUR)がなかなかよかったです。
帰りもフランクフルト経由ですが、まず搭乗開始が15分遅延。また国内線はキャリーバッグを機内持ち込みにする人が多いですが、収納場所を探して搭乗の列が度々止まって、結局出発が30分遅延しました。
元々トランジットの時間が65分しかなくて、チェックインの時に席を前の方にしてもらえるように交渉しようかと思っていました。ルフトハンザのカウンターの人には1時間あれば大丈夫と言われ、まあそうかなと思ったのですが、結局乗り継ぎが35分しかない事態に。
で、フランクフルトでゲート出たらANAの現地スタッフが私ともう一人の日本人の名前を出して待っていました。もう一人の人を待つか、先に行くかと聞かれ、まだ出てくるまで時間がかかりそうだったので、一人で乗り継ぎゲートに向けてダッシュしました。
フランクフルトの国際線への乗り換えは、セキュリティチェックはないもののパスポートコントロールがあります(行きは両方あった)。All PassportとEU Passportの窓口がありますが、係官に言って空いているEU Passportを通過させてもらい、ターミナルの大移動でしたが20分くらいでなんとかなりました。ANAのゲートに着いたら、なぜかさっきの現地スタッフが先に来ていて、バギー使ったのか、特別ルートがあったのか、待っていた方が早く来れたかもしれません。
ダッシュでへろへろになりながらも、なんとか私自身は乗り継げたのですが、預けたスーツケースは乗り継げず羽田でロストバゲッジ扱いになりました。まあ帰りですし、2日後に自宅に届いたのでよかったのですが。あと、そんな予感はしていたので、すぐ使うものは手荷物にしていました。
かなり前ですが、同じフランクフルト経由でロストバゲッジになったことがあって、その時もルフトハンザ便の遅延でしたね。行きだったので1日同じ服で過ごして、翌日ホテルに届きました。
飛行機、行きは土曜発で混んでいましたが、帰りは水曜発で割と空いていました。飛行ルートも北極経由ではなくて中国の南のあたりを飛んでいるようでした。
あと一つ、やらかしそうになった出来事がありました。ドイツ滞在中、SMSにKDDIから料金支払いの件で伝えたいことがあるので本日中に電話して下さい、というメッセージが入りました。ドイツではWifiだけで使っていたのですが、新しいスマホだったのでデータローミングしてないつもりが失敗したかもしれないと慌ててしまい、嫁さんにLineで電話して、SMSに書いてあった電話番号にかけてみるように依頼したのです。
で、直後に、「あ。これ詐欺かも」と思って、発信元と連絡先の電話番号を検索してみたら、発信元の番号が詐欺ではないかとの書き込みを発見。すぐに嫁さんに電話したら、「電話してみたけど通話中だった」ということでギリギリセーフでした。いや確かにちょっと考えたら怪しいと分かるSMSですよね。もし個人情報を伝えてしまっていたら、悪用されて困ったことになったかもしれません。普段はこんな詐欺になんて引っかからないと思っていましたが、いろいろ条件が重なると危ないですね。よくよく気を付けたいと思います。でも、電話先が通話中だったというのは、誰かがひっかかっていたのかもしれません。
ということで、久々の海外出張、いろいろありましたが久々の海外を楽しめました。ワクチン接種記録のアプリとか、Visit Japanへの登録とか準備して行ったのですが、行きも帰りも何も聞かれずに終わりました。渡航費用もかなり値上がりしていますが、以前のようにもう少し気軽に海外に行ける形に戻って欲しいですね。
別件ですが、アメリカで使っていたUnion Bank of CaliforniaがUnion Bankになり、三菱UFJの傘下でしたが、最近US bankに買収されました。5/30から口座番号の切り替えなど、移行が始まるようです。Union Bankの時がいくらだったのか忘れましたが、US bankのチェッキング口座は$1,500以上、マネーマーケット口座は$10,000以上預金がないと口座手数料を取られるようです。ホームページなど確認して、対策した方がよさそうです。
https://www.usbank.com/jp/union-bank.html
(Mura)
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